2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

something in you died

"17の時、自分の中で何かが死んだ。僕は自分を殺したんだ"と彼は言う。"それはとても簡単なことだ。自分の感情をひたすら抑圧すればいい。そして自分をひたすら卑しめる。それで完成だ。それは目に見えないものだから、誰にも気づかれないんだ・・・。"そして…

HFPDD

『何が一番苦しいかって、自分のだめなところ・恥だと思って隠している性格だとか性質だとかを、"個性"って一言で肯定されてしまうことさ。自分自身では、醜いと思って消し去りたい部分なのに、そんな暴力的な捉え方をされちゃうと、もう身動きがとれなくな…

僕が生まれた日の賛歌

今晩のような、しん、と白く寒い夜には、記憶の奥底に眠る大切な何かが体から思い起こされていく気がする。ぴんと張り詰めた空気。そんな緊張感が、大人になる過程で忘れざるを得なかった、本能のような、根源的な直感のような、そんな今にも泣きだしそうな…

感情泥棒

すべてが終わってから1つ、彼から奪ったものがある。 彼が落ち込んでいる友人のために編集したミュージックテープ。その中に入っていた一曲を、自分のための曲だともとらえることにした。まるで『モーヴァン』が、もはやこの世に存在しない"彼"からの、最後…

『loveless』

皮肉にもその音楽のタイトルは、私と貴方との関係性を表していた。Lovelessアーティスト: My Bloody Valentine出版社/メーカー: Sire / London/Rhino発売日: 1991/11/05メディア: CD購入: 13人 クリック: 110回この商品を含むブログ (336件) を見る貴方と出…

ああ、やっぱり。

前回の日記、彼から旅日記をもらった夢を見たとき。 実はそのとき、何かを受け取りそこなったのだ。夢でも現実においても。貴方からのメッセージ、私をさざめかせるメッセージ。 貴方が伝えたいことが何であったのか、それは今となっては消えてしまった。 た…