2006-01-01から1年間の記事一覧

pearllight revolution

あなたの口から出る言葉の数々が、真珠になってこぼれだすのが見えた。 いつだって不意に、人は思いがけない素敵な言葉をくれるもんだ。そしてそれらは美しい装飾品となって身体を拘束する。そう、拘束するのだ。 あなたの言葉を忘れないように。こぼれた真…

iPod

ついに買ったよ、iPod。クールなボディがなんとも良し。 仕事の関係で、電気屋で家電の価格の市場調査をしていたのだけど、うっかりiPodコーナーに足を踏み入れ、うっかり売り子のおねいさんと意気投合、そのまま購入しました。30Gと80Gで迷ったけれど、ここ…

something in you died

"17の時、自分の中で何かが死んだ。僕は自分を殺したんだ"と彼は言う。"それはとても簡単なことだ。自分の感情をひたすら抑圧すればいい。そして自分をひたすら卑しめる。それで完成だ。それは目に見えないものだから、誰にも気づかれないんだ・・・。"そして…

HFPDD

『何が一番苦しいかって、自分のだめなところ・恥だと思って隠している性格だとか性質だとかを、"個性"って一言で肯定されてしまうことさ。自分自身では、醜いと思って消し去りたい部分なのに、そんな暴力的な捉え方をされちゃうと、もう身動きがとれなくな…

僕が生まれた日の賛歌

今晩のような、しん、と白く寒い夜には、記憶の奥底に眠る大切な何かが体から思い起こされていく気がする。ぴんと張り詰めた空気。そんな緊張感が、大人になる過程で忘れざるを得なかった、本能のような、根源的な直感のような、そんな今にも泣きだしそうな…

感情泥棒

すべてが終わってから1つ、彼から奪ったものがある。 彼が落ち込んでいる友人のために編集したミュージックテープ。その中に入っていた一曲を、自分のための曲だともとらえることにした。まるで『モーヴァン』が、もはやこの世に存在しない"彼"からの、最後…

『loveless』

皮肉にもその音楽のタイトルは、私と貴方との関係性を表していた。Lovelessアーティスト: My Bloody Valentine出版社/メーカー: Sire / London/Rhino発売日: 1991/11/05メディア: CD購入: 13人 クリック: 110回この商品を含むブログ (336件) を見る貴方と出…

ああ、やっぱり。

前回の日記、彼から旅日記をもらった夢を見たとき。 実はそのとき、何かを受け取りそこなったのだ。夢でも現実においても。貴方からのメッセージ、私をさざめかせるメッセージ。 貴方が伝えたいことが何であったのか、それは今となっては消えてしまった。 た…

旅愁

私は、自分の力で立っている人間が好きだ、ということに気づいた夜。 去年の今ごろはどこにいたのかとふと思う。 そうだ、ちょうど今日はベルリンだ。混沌と再生の都市、美しき退廃の都市。 - 彼から旅日記が届く。タイトルは『THAI』。 その名のとおり、彼…

二言

私の行う事務的な仕事には色彩がない。 そこで、それらを花びらの一片に仕立て上げ、かき集めて美しく咲かせることにした。灰色の花が、根元から色水を吸い上げて、その身をあざやかに染め上げるまで。 - 人間の頭の内だけに、想像を閉じ込めておくのはせせ…

形象

そう、それは遠い日々。懐かしさを覚えることもなく、既に忘却の彼方へと姿を消してしまった。 もはや現実としてそこにあったものなのか、それとも束の間に見た夢であったのか、その区別すら曖昧になった。一つ刻まれた傷でさえ、何のために付けたのかも分か…

ある視点

2006年9月9日 乙女会議勃発@都内某喫茶店 "えこべ"こと ECO嬢の視点 http://www.mufas.net/ekobe/diary.cgi?no=87 フルカワミキ嬢の視点 http://www.furukawamiki.jp/blog/2006/09/2006_09_11.phpむかーし、プリスクールのECOvsスーパーカーのミキは、どっ…

『スマイル』

カラオケに行く(これも職務の一環だと割り切る)。 流行の曲しか歌しか歌わんような人が、不意にホフディランの『スマイル』入れて歌う。朝からダウナーであったのだが、ここで一気に上がる。かなり素敵な歌詞にかなりぐっとくる。一日頭の中をぐるりぐるり…

『モル』

昼に松屋で牛丼食ってたら(もちオージービーフ丼、米産牛輸入再開絶対反対!!!!!)、突然、同僚(♂・26才・独身)が入ってきた。うわっと思ってメガネはずして下を向き、気づかれないよう食後は全力で逃走。来るなら来るって予告してちょーよ。一応、結婚…

我々が立っていた場所

貴方は彼女以外の女性を必要としていた。初夏から貴方に纏わりついていた、不穏な空気から逃れるために。そしてそのとき、傍にいたのが私だった。 貴方は自然に私を求めた。私はそれに応えた。それは一種の取引だといえた。 また今、今度は私の周りに不穏な…

あなたがいったとおりだった夜。

- ”僕が思うに、言葉なしに伝わることはあるだろうけど、それは何が伝わっているのか自分でもよくわからないもの。言葉にならないものを存在していない、ということも一つの方便ではあるけども、僕はそんなあやふやな船に乗り込むのも好きです。―中略―でもね…

追記―暗き夜にて貴方のことを

2006年4月12日 彼を忘れてゆくことが怖くなった。自分が好きだった彼の部分は、自分がそうなりたいと願う姿だから。彼以外の人を愛することにより、彼の存在が私の中から消えてゆくのが怖い。それは、新しい自分を拒否すること? 私は彼を忘れたいと…

はないちもんめ

♪かーってうれしい はないちもんめ♪ ♪まけーてくやしい はないちもんめ♪ まけーて まけーて ぼくだけひとり ・・・"あのこがほっしい" "あのこじゃわっからん" "このこがほっしい" "このこじゃわっからん" "だれでもいいから こっちきておくれ" "だれでもいいな…

エピック1

うなだれ うなだれ 最新の花は 皆覇気無く 穂を散らしては、前、 のめりがちにドライブ どこまでいくのか 5月の穴は咲き乱れ ふっとした呼吸も マルメロも 全てが瑞々しく侵食 甲高いファンファーレ 公園に佇む枯れた空気 日々は形を踏まえつつ 明日にはも…

静かに

あなたのことが思い出される。 理由はひとつ。それはもうすぐ夏がやってくるからだ。夏――それはあなたにとってもわたしにとっても、特別な出来事がおこる時期だった。その多くは、春もしくはその前の秋や冬にはじまった物語が、終わりを告げることだった。1…

zakky

5月17日(水) 一日の終わる時間。 あなたが"再び" 美しく呼吸をはじめたのを知る。 永い間土の中でひっそりと息を潜めていた。 誰にも気づかれることの無いようにゆっくりと、 沈殿しながら・・・ 久方ぶりに出会ったあなたは、とてもしなやかになっていた。 …

山は雪が降り積もっているってばよ

とにかくさっぶいYO!一昨晩の夜は0度を記録・・・。絶好の春スキー日和というか、東京で見た桜は幻だったとしか思えないっす。そんな中でもつくしんぼさんはスクスク頑張って生えてて、感動を覚えます。 PAN日報です。 27日(月) 昼から面接。30分ほどテキ…

親愛なる日記への返答

2006_3_11私が彼のことを考えるのは、彼との間にあった事柄に、まだ見出すべき何かが残っているから?彼との記憶は、私が別の人と寝れば薄れていくのか?徐々に私の体の記憶から、彼の存在を締め出してゆく・・・。あの時、本当は彼も気づいていたのかもしれな…