あなたがいったとおりだった夜。

                                                                                                                  • -

”僕が思うに、言葉なしに伝わることはあるだろうけど、それは何が伝わっているのか自分でもよくわからないもの。

言葉にならないものを存在していない、ということも一つの方便ではあるけども、僕はそんなあやふやな船に乗り込むのも好きです。

―中略―

でもね、伝えたい感情が起こった時点でそれは既に心の中に書かれた手紙なんです。あて先もかかれているんです。

それを出さなければ相手には届かない、これは確かなんですよ。

(なんてね。) ”

                                                                                                                  • -

まったく、あなたがかつて発した言の葉は真実だった。改めてそれに気づいた夜。

ダイアローグ、モノローグ。
いつだってサンキューを言いたかったのは、”あなたに”じゃなくって、
"あなたの存在、もしくはあなたを存在せしめている、何か大きな背後の存在"だったんだ。