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●暇旅日記12:1日で2つの国境を越える日。【1】レバノン→シリア その2


8月6日(木)13:30 
現在地:シリアとレバノンの国境、アル・カーア

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ここの国境越えはセルビスで。徒歩でもできるっぽいが難易度高そうなので素直に乗ってく。バールベックまで700sp(=約1400円)
そのうち人数が集まって出発!になるも、妙な杖を持ってた隣のおじさんの様子がちょっとおかしい。身なりは正直言ってボロボロ、そしてやたら私との席間の距離を詰めてきたり、独り言をブツブツ唱えてたり・・・。子供連れだから怪しい人ではないと思うが、でも明らかにおかしい。ああ怖いいぃぃ。ああ前途多難。


そして本日の印象的キャラNo.1がここで登場!
国境を抜ける途中で、セルビスにもう1人女性客がどっかり乗り込んできた。・・・うわこりゃキャラ強そうな人だわー。彼女はバンに乗り込むなり、アラブ人には珍しく英語で話しかけてきた。しかも矢継ぎ早に。

『アンタ名前は?何人?旅行してるの?』
『・・・ふーん。私はゼイナ。よろしく!私んちはバールベックのすぐ裏だから、もしあんたがよければ泊まってってもいいわよ、ハッハー!!!』
『小学校で英語教師をしているの。今日はシリアの医者まで美白美容レーザーを当てに行った帰りよ。ほら、目の回り見て?これが美白になるってワケよ』


Zeina【ゼイナ】・・・『レーザーして赤いからグラサンでカンベンね〜』双子の姉で27歳、超早口の根っからのレバネーゼ。小学生の9〜11歳を指導中。
見ての通り、このゼイナ、しゃべくりまくるしゃべりまくる。そして人の話をロクに聞かない(涙)。関西人のオバちゃんみたいだった・・・。だから、自分の中でレバノン人=ゼイナ、という印象が強烈に焼きついてしまった。ああ。絶対に違うことは分かっているのに。周りのアラブ人も彼女のパワーに押されまくってたなー。

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話かわって冒頭の怪しいおっさんの件だが、ゼイナのおかげで事情が飲み込めた。彼女が件の怪しいおっさんと話したあと、こう説明してくれた。

『オーマイガー、なんてこと。彼はこの先の道で交通事故を起こし、失明したのよ。』

・・・。なるほど。私が女なのもジャパニーズなのも分からなかったんだな・・・。

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国境抜けはセルビスの運ちゃんに手伝ってもらった。横抜かしとかの裏技多数あり。シリア出国税=500sp、レバノン国税=トランジットビザだったのでタダ。
途中、シリア側の兵士達に『トーシバー!トヨーター!ホンダー!』と言われたので、『そーだよ!私、トーシバ!』と、日本代表として答えておいた(爆)。

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車は順調に飛ばし、1時間でバールベックへ。
途中、ゼイナの家に招かれ、飲み物を頂き、何故か彼女のとーちゃんを紹介されてホッペーチューを浴び、そして『心からの贈り物だよっ!』と微妙な人形の置き物を土産として無理やり押しつけられそうになり(こっそり置いてきた)、それで写真を撮ってお別れしました。
・・・ちなみにこの間2・3分・・・。そして セルビスは彼女の家の前で放置プレイの刑です(苦笑)。
よく他の乗客は怒らないなー、さすがアラブ、寛容だーと感動。日本だったらまずありえない展開だよね(涙)

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16:00

バールベックの遺跡に到着。ペトラやパルミラなどに比べてこじんまりしていたので、あまりインパクトには残らず。

でもこれを見てテンションあがった!中東おなじみの遺跡フェスの準備。夏期にバールベック・フェスティバルという音楽祭が開催されるのだ。今年はMIKAがきてたよ!


個人的には、遺跡そのものよりも遺跡すぐ横にあったヒスボラのカンパを募ると思しき展示キャンプが気になった。かなり迷ったけど、ここで当局から目をつけられてもアレなので、泣く泣く入場を断念。しかし惜しいことをした・・・。


あと遺跡の清掃車。何故に大阪・・・。ってかやっぱりバールベック=関西説がここでも・・・。

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