今さらながらジェイミー・オリバーがすごい件について

この週末はニコニコ動画のジェイミー・オリバー動画にはまってますた。
家にテレビがあったころ、LaLaTVで"SEX AND THE CITY"とともにガン見していたのは、ジェイミーの番組『裸のシェフ』。今改めて見たら、やっぱりすごくExcitingでFunny。ただのお料理番組とは一味も二味も違い、おおざっぱだけれど手早く作って食べるライブ感とか、私生活出しまくりなとことか、友達総出演で料理作りまくる展開とか(どこまでリア友なのかはナゾ!)、もういちいち目が離せない。どれもこれも、自分で作ってみたくなってしまう。材料とか手に入りにくいものもあるのに。

で、今回ニコニコを見てて特にびっくりしたのが、『Jamie's school dinner』編。
これはジャンクフードだらけのイギリスの劣悪学校給食の現場を、ジェイミーが何とか変えていこうとするChannel 4(テレビ局)のドキュメンタリーです。最初は『どーせイマ旬の成り上がり有名シェフが、売名のためにTVの企画に手ぇ出して、でも途中で放り出してうやむやになして終わるんだろうなー』とか見ていたのですが、ところがどっこいこれが違った。
ジェイミーは悪戦苦闘しながら、たいへんなたいへんな苦労をしながら、本気でロンドンのある地域の給食を事情を変えてしまうのです!それどころか当時の英国首相ブレアと会談し、学校給食のための特別な予算を取り付けることを約束したのです!!
全編見ると長いのですが、本当に見ててファンタスティックな内容でした。と同時に、イギリスの給食事情のトンでもなさにびっくりします。マジで。これを見るとニホンジンでよかったなーと、心の底から思えてきます。

↓直張りできないのでここにリンク置きます

ジェイミーのスクール・ディナー 1 「学校給食の実態」 1/2
(⇒アカウントを持ってない方はこちらより


1食80円(!)という予算内で、ジェイミーが必死に考えた超!超!おいしそうな給食より、『いつものポテトと脂肉の方がいいよ』と言い放って、ジェイミーの給食をゴミ箱に捨てるシーン(しかも何度も出てくる)では、もう本当に君たちはアホかとバカかと。。。ちなみにランチボックスにはチョコバーとかお菓子とかと炭酸飲料・・・マジでイギリスは食については絶望的だと思ってしまった。
でもそれに諦めずに、自ら動いて現状を変えようとしていくジェイミーの熱意と根気には、じーんときます。勇気づけられました。このときまだ29歳!ただのスターだけじゃなくて、1人の人間として尊敬してしまいました。


↓某所にエゲレス国の給食場面がありましたので拝借。比較で右に日本のとある学校の給食。

・・・ポテトと揚げ物しかないじゃん。イギリスなんぞ・・・。この間『SWEET SIXTEEN』を見に行ったときに出された”イギリス労働者階級の食事”を、リアルでいってますなー。そういえば昨年のスペイン旅行はイギリス系航空会社で行ったのですが、機内食が信じられないほど不味くて残しました。まずい機内食ってワケワカラン。。。


ジェイミーのスクール・ディナー DVD-BOX

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