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読了 Mar.09

センセイの鞄 (文春文庫)

センセイの鞄 (文春文庫)

大学生だった時分、図書館で定期購読していた『太陽』誌で連載されていた物語。そのころにぼんやりだけれど毎月読んでいて、『このお話、なんかすきだなー。』と心にひっかかるものがありました。今回改めて読んだら、あらやっぱり好みのテイスト。ファンタジーのようでリアルのようで、やっぱりファンタジーなんだけれど、あったかくてくるんと包まれる感覚。風が生暖かい春の夜におぼろ月夜を見ているかのような。もうすぐ三十路だが、こんな恋ならリアルでウェルカムだぜ。



体は全部知っている

体は全部知っている

今の気持ちの揺れにジャストフィット。
かゆいところに手が届く表現で日常のある物事の本質にずばっと光をあてているのは、ばななワールドの真骨頂かと。わりと万人が感じているのに薄皮一枚隔ててたどり着けないそれを言いあてるのには、やっぱり超鋭い洞察力が必要なんでしょーかねー。まったくすごいと思います。