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語録2

独白

ミヒャエル・エンデ『モモ』より、道路掃除人ベッポの言葉

・・・時におそろしく長くて、とてもできないと思う道路を受けもつことがある。・・・一度に道路全部のことを考えてはいけないんだ。わかるかい?こんなときは、つぎの一歩のことだけ、つぎのひと息のことだけ、つぎのひと掃きのことだけを考えるんだ、いつもただ次のことだけをな。すると楽しくなってくる。これが大事なんだ。楽しければ仕事がはかどる。ひょっと気がついた時には仕事が全部おわっとる。どうやってやりとげたかは自分でもわからん。

去年までの3年を土台に、今年から新しい環境やプロジェクトの中でやっていかなくてはいけない。不安と焦り、小さな孤独。そんなときに思うのは、いつでもあなたの行動と言葉なんだと気づく。
”・・・まずはつぎの一歩のことだけ、つぎのひと息のことだけを考えるんだ。”

去年1年間をふとふりかえって、胸がつぶれそうになるときがある。一日一日がとても大事で色濃く、いつも大小何かしらの事件が起きていた。終わってみればあっという間の一年も、終わるまでは本当に長かった。一日の終わりには『やっと今日も終わったね・・・。』と、安堵のため息を毎日毎日ついていた。そして苦しく大変な一年だった。終わった今、それをしみじみと感じる。どうやってやりとげたかはわからない、まさにベッポ状態。
それでも何とかやっていけたのは、他ならないあなたの存在が大きかった。他の誰でも代えのきかない存在。あるときは盾になり、あるときは人のいやがることを進んで引きうけてくれて、そうやって大きく導いてくれた道のあとをがむしゃらに追いかけ、やっとのことであなたにしがみついてきた、そんな一年だった。この一年であなたが見せてくれたことを忘れないように。記憶の奥に忘れさられそうなおぼろげな像を、もう一度浮かび上がらせて、しっかりと現実と結びつける。
あなたと過ごした一年間は、これから自分の中で大きな根になり幹になる。ありがとう。
来年からはまたお互いに、違う水の中で元気にやっていきましょうね。


あんなに・・・・・・していたこの曲も、今となってはいい思い出の1ページ。