90年代とは何物だったのか -音楽で読み解いてみるよ

これは私信です。
90年代とはなんだったのか、個人的に最近よく考えていたので貴方の発言には驚いています。
95年に何故転換を迎えたのか。それはまだわかりません。でも94年のテレビや雑誌を読むと、確かに予感があったのです。それを探るには、もう一度当時の音楽シーンを細部から思い起こし、空気を再体験し分析するしかない気がする。当時の自分には、音楽しか頼れる術がなかったから、きっとたくさんのことが分かってくると思うよ。

ブランキーが『青い花』をリリースした94年当時、"音楽と人"誌が"これは我々のジェネレーションソングだ"と書きました。当時中学生だった自分にはさっぱり実感が湧かずその言説に反発を覚えましたが、今歌詞を読み返すとあの時代、そしてその先の時代まで言い当てている!と思ってしまいました。
本当の表現者は、その時代を言い当てるのみならず、その先の時代の空気を"予言"できるのだと思いました。確かに"透明少女"もジャストだったのですが、"予言"よりはちょっと弱い気がするのです。

今実家にいますが、保管してある当時の音楽雑誌を読むと、リアルな空気がヒシヒシ伝わってきます。
それから94年〜95年のMステやポップジャムカウントダウンTV、LiveYをとりだめたテープを発掘しました!ジュディマリブランキーの映像が主だけど、逆に特定のアーティストに定点固定で追っているので、経年変化が分かりやすい資料になっていると見てて思ったよ。
今度そちらに持っていきます。きっと自分なんかより、的確な分析とか評価をしてくれると思います。