地に足が着いた。

初めて地に足がついた。

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ヨガのポーズで『すき(鋤)のポーズ』というのがあります。仰向けの状態から足腰をエイヤっと曲げて、頭のてっぺんの先に持っていくという非常にきっついポーズです。今まで一年間、何回やっても全然出来なかったポーズ。それが、今夜のレッスンでは出来た。初めて自分で『出来た!』と深い実感を得られたポージング。
その瞬間、自分がこうしてポーズをとれたことに関する感謝の気持ちが湧いてきたのです。他者はもちろん、自分自身に感謝しようという気になった。それから、自分を今まで生かしてくれていて、これまで生かしてくれてきた環境や自然、今まで出会った人たち、もう忘れちゃった人たち、それからそういった全てのものがごちゃ混ぜになった、想念のスープというか海というか、そういうものの存在に感謝したくなった。
こう書くと凄い宗教がかった人みたいだ(笑)でも感謝の気持ちが強く強く湧いてきた。ヨーガが元々霊的な交信や鍛錬のことだと考えると、ちっとも不思議ではないのだけどね。


梵に、ありがとう。
我に、ありがとう。

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なんだか、最近の悲しい一連の出来事にも感謝の気持ちが湧いてきた。出会えていなかったらきっと気づくことのなかったことに気づかせてもらえたこと、1年間という貴重な年月を楽しく充実した年にできたこと、、、
彼の家から送られてきた自分の衣類はすっかり彼の家の匂いがしていて、それを着たら色々思い出して切なくなった。切なくなったけれど、今は出会えてよかったという気持ちが強いし、そちらの方に賭けたい。