この場面が一番すき

モーヴァンのワンシーン

黒いカバンにはいっているのは、自殺した恋人の死体で、それを自分の手でばらばらにして、はらっぱに埋葬するシーン。流れるのはVELVET UNDERGROUNDの"I'm sticking with you"。なぜか奇妙に明るく響いている。『わたしはあなたにぴったんこ、だってノリでできているんだもの。あなたがなすこと全て、わたしもすることなのよ。』


こういう風にして、愛していたものの思い出を埋葬して生きていくしかないのだと思うよ。いつの間にか、手のひらの間からすりぬけていったもの達へ。さよなら。