アンコール曲『ハッシャバイ』で、"ブギウギ〜サ〜ウンニィ〜、イェィ!"の部分にかかったとき、心臓がジェットコースターにつれていかれた気分になった。ウィンってあがってグィンってさがる高速のジェットコースター。たった5秒くらいの短い間だったのに、完全にまいってしまった。終演後は悪いと思いながらも、しばらく皆と口をきくことができなかった。すごいものを見てしまったときの、一種の放心状態。はぁ〜とためいきばかりが口をついた。
本当に、この日のGUIROは今まで最高のライブだった。
この日は名古屋のバンド、カタリカタリと我らが(?)GUIROのライブ。広報部長id:yoshio氏をはじめ、id:douz&cardamon姐さん、id:chibama氏、id:zigoro氏で。まずはカタリカタリからですが、ギター&ボーカル・ドラム&オーボエ?クラリネット?のお2人によるユニット。なんだかいい加減なんだけど、その力のぬけ具合がいい感じ。人を喰ったような絶妙の間で、笑わせたりしっとりさせたりギュインギュイン鳴らしたり。ゆるーいけどどっしりしているアンサンブル。飄々としておりました。
続いてお目当てのGUIRO。まずはセットリスト(うろ覚え)から。
- 銀河(インストの曲ですよー高倉氏のかなり前の曲だけどどこかで視聴できるはず!)
- 墜落
- 風邪をひいたら
- ファソラティ
- 目覚めた鳥
- 山猫
- エチカ
- あれかしの歌(本当は『山猫』の前にやるはずだった?ゲルさんと厚海さんがアレ?って顔を見あわせてたので)
- いそしぎ
- ラガジゲ
- 新世界より
en
- ハッシャバイ
- 日曜日のチポラ(with カタリカタリ長瀬敬氏)
この日は初?のオールスタンディング。ステージにメンバーの皆さんがならんだ絵図をみた瞬間、”5人そろって精鋭集結!!”みたいなキャッチコピーのようなものが頭をめぐったのですが、それもまちがいじゃなかった。最初のインスト曲で既にえらくグルーヴィでかっこよくて、そこで軽くしびれる(「どこかで聴いたことある!」って確認してみたらやっぱり『銀河』でした。昔の曲でもカッコイイものはカッコよい)。
『山猫』は相変わらずスリリングで、『エチカ』で別世界にとばされ、『新世界より』ではうっとりとしてしまったり。『ハッシャバイ』は言わずもがな。。。素的だった。本当にステキな一夜だった。生きててよかったなー、なんて想いがよぎったり。←ちょっと仰々しいけどしみじみとそうおもっただよー
途中で高倉氏のギターの弦が切れてしまったのだけど、「このまままでいいかなー」と言ってライブを続けようとする姿にかなりぐっとくる(結局カタリカタリさんのフォークギターを借りて再開)。なんだかいい。
"GUIROってジャンルでいうと何系?"と、人に説明するときに備えてつまんないことをいつも考えてたりするのですが、かなり謎。でも良い曲・良いバンドであることはまちがいなーい。ここから視聴できるので、ビビビ!!!とキタそこのアナタ、ぜひ一度聴いてみて!損はさせねぇ!
この日はpre-releaseライブってことでしたが、順調にいけば9月には1stアルバムが出るとのこと。。。でもね、そんなこともはやどうでもよくて、ただGUIROの奏でる音たちをこの日聴けただけでよかったなぁって、そんなことを思いました。それくらい満足だったのですよ。