マレーシア&カンボジア

行ってきます。初エアアジア
12月24日から30日まで。クリスマスぶち抜きで仏教に浸ってきます。ふふ。
旅ねたばっかですが、私生活のほうも充実してて仕事が絶好調。なんであまり心配事なくいってこられそうかな。

                                                        • -

過去にも書いたけど、あったかいとこVer.ってことで。
■必要なもの <◎・・・無いと旅が無理 ○・・・なかったら困る △・・・あったほうが良い>
◎パスポート-コピー
◎航空券(E-TICKET)、ホテルのバウチャー
◎現金(ドル&YEN)
◎クレカ
◎顔写真(パスポート紛失・盗難の際の再発行に必要)
◎着替え・・・Tシャツ2枚、カーディガン1枚、ズボン2枚、ジーンズ、下着3セット、靴下3枚
◎薬、正露丸など
◎携帯電話
◎メガネ・コンタクト用品
○南京錠×3、チェーン
○水着。リゾート満喫してぇぇぇぇ。
ビーサン(現地調達可)
○タオル(現地調達可)
○目覚まし時計(携帯で代用可)
○石けん(現地調達可)
○シャンプーリンス(現地調達可)
○デジカメと予備のSDカード
○ガイドブック
○化粧品
○日焼け止め(ないと同僚から冷ややかな目が。)
○洗濯ばさみ
○サングラス(現地調達可)
 ○懐中電灯
 ○PC(ついにWifiトラベラーになってしもたー)
△歯ブラシ(現地調達)
△コップ

コーカサス!

どーも。ツイッターにかまけてる間にこっちはずいぶんとご無沙汰だったなあ。

今年の夏は、コーカサスカフカス)へいきます。現在VISA取得におわれる日々。アゼルバイジャンのビザが空港取得できなくなったのは痛い限り。 
ついでにアエロフロートのトランジット利用して、モスクワに寄ってきます。こうでもしないと立ち寄る機会がなさそうだったので。

ざっくり行程を決めた。宿は最初のバクー2泊(予約しないとVISAが取れなかったので)、8・9日のトビリシ泊(SKAdaVELIというステキなアパートです!)は取りました。あとは基本現地でなんとかしようというスタイル。
8月1日月 バクー着
  2日火 バクー観光 → 夜行でシェキへ
  3日水 シェキ観光 夜行か泊まるか悩み中
  4日木 シェキ→トビリシ泊 (たぶんネリ・ダリ家。久々の民泊!)
  5日金 軍用道路 日帰り → 夜行でズグディディへ
  6日土 メスティア 泊
  7日日 クタイシ 泊
  8日月 クタイシ→ゴリ→トビリシ
  9日火 トビリシ
 10日水 アラヴェルディ経由でエレヴァン泊
 11日木 エレヴァン泊
 12日金 ナゴルノ泊
 13日土 エレヴァン泊
 14日日 アルメニア→ロシアへ モスクワ泊
 15日月 モスクワ
 16日火 モスクワ
 17日水 帰国便に乗る
 18日木 帰国

メルジメッキ・チョルバスつくったー

【メルジメッキ・チョルバ】=レンズ豆スープ
トルコのポピュラー料理。お味噌汁みたいな存在。アラビア語では【ショルバ・アッダス】とも。

    • -

作り方はとても簡単で、レンズ豆と刻んだたまねぎ1/4と塩小さじ11/2を入れ、ぐつぐつ20分あくを取りながら煮込む。盛り付け時には、【テルビア】と呼ばれるバターとドライミントとチリを軽く煮立たせてまぜたものと、レモン汁を絞ったものを加えて完了。
シンプルだけど豆の滋味が出ておりとてもおいしい。レンズ豆を使うため、豆を戻す時間がなくてもOK。そのまま作れます。

『ノルウェイの森』見てきたよ

ネットで酷評されてたので、どんなんなんだろなーと思って観賞。トラン・アン・ユン監督は過去作をすべて見てて結構好きなので、楽しみにしていました。

結果・・・とっても面白く最後までスクリーンに釘付け 
やー、すごいものを見てしまったというのが最初の感想。トラン監督、かなり挑戦的な作りにしましたなー。原作を読んで、トラン監督の解釈&読解のエッセンスをそのまま映像化した感じ。
だから普段ミニシアター系の映画を見ない人が『邦画』として見に行くとがっかりする。これはトラン監督の新作と思って見に行くのが良い。正直、自分も聞こえてくるセリフを脳内でどっかの言語に変化→字幕、みたいな感じで、いくつかの場面を見てました(笑)。でもその方がしっくり来ると思うよ?

      • -

トラン監督は『生と性』『愛と青春』という原作の持つテーマを、かなり端的な形で取り出して映像として私達の目の前に示してくれた。だから原作と違う部分が勿論あって、そのいくつかの改変は原作ファンの琴線に触れるところがあるため非難轟々なんだろな。でもそれは必要なことだったと思う。
レイコさんのキャラ変更は、自分も原作のキャラが好きだったので『んんーー』と思ったけれど、直子とのコントラストとして"のみ"の役割に徹底させた結果。助かった者と助からなかった者の差がくっきり浮かび上がった。
その結果、『こういう物語だったのか!』と改めて気づかされた部分がいくつもあった。原作を読んだだけでは読解仕切れなかった部分を、今回の映像化からヒントをもらった感じ。また原作を読み返したくなるし、また映画のほうも見に行きたくなった。これって、すごいことだと思う。

    • -

その他個人的なツボ

  • やっぱりトラン監督作品の音楽使いは大好き!だと再認識。『シクロ』のレディオヘッド『Creep』、『夏至』の朝の体操?太極拳?シーンのヴェルヴェッツ『Sunday Morning』、そして今回はなんといってもCAN、CAN、CAN祭り!特にしびれたのが『She brings rain』が流れるレコード屋の緑が出てくるシーン!もう素晴らしくずっぱまり!なんてセンス良いんだ・・・。ニヤニヤしながら見てしまったよー。それでまたブツっと唐突に切る。本当アナーキーな人だ。このシーンだけでやられちゃう。もう最高!
  • そしてそのレディオヘッドから、ジョニー・グリーンウッドが音楽担当。この人もまた良い仕事してる〜!過不足無い表現。
  • 統合失調症』と『性』は切れない関係性があると思うので、そういった観点からも興味深かった。
  • PG-12ってのには???あれはR-15でしょう。15才以下が見ても、エロシーンの衝撃のほうが先にきて、心理面まで読みこめないかと。逆に高校生には大人の注釈つきで見せてもよいとおもった。
  • 細野さんとユキヒロさん、あと村上氏本人が出てるの気づかなかったヨー。ちょっと悔しい。
  • そういえば同じCANの楽曲を使った『モーヴァン』という大好きな映画があるのですが、主題が重なる部分もあり、よく対比して考えてしまいます。クリスマスの日の彼氏の自殺からはじまるこの映画、モーヴァンがその後どうサヴァイブしていくのか。それぞれ『生』というテーマで見ると、両者の映画が違った切り口からせまっていて面白いとおもう。

ひとつケチをつけるなら、ワタナベのモノローグが少し多いなーとおもった。日本のプロデューサーからなんか言われたのかな。もっと言葉による説明をはぶいても良かったような。トラン監督、カットの積み重ねで状況とか心情を説明できる人だとおもうので。『夏至』とか説明的なセリフは少なかったような・・・

それにしても、新春早々から『愛の成就とは?』とか『セックスと男、女について』とか、結構人生の命題みたいな問いを突きつけられたなー。これはテキトーには片付けられない問題だと思っている。

●暇旅日記12:1日で2つの国境を越える日。【1】レバノン→シリア その2


8月6日(木)13:30 
現在地:シリアとレバノンの国境、アル・カーア

                        • -

ここの国境越えはセルビスで。徒歩でもできるっぽいが難易度高そうなので素直に乗ってく。バールベックまで700sp(=約1400円)
そのうち人数が集まって出発!になるも、妙な杖を持ってた隣のおじさんの様子がちょっとおかしい。身なりは正直言ってボロボロ、そしてやたら私との席間の距離を詰めてきたり、独り言をブツブツ唱えてたり・・・。子供連れだから怪しい人ではないと思うが、でも明らかにおかしい。ああ怖いいぃぃ。ああ前途多難。


そして本日の印象的キャラNo.1がここで登場!
国境を抜ける途中で、セルビスにもう1人女性客がどっかり乗り込んできた。・・・うわこりゃキャラ強そうな人だわー。彼女はバンに乗り込むなり、アラブ人には珍しく英語で話しかけてきた。しかも矢継ぎ早に。

『アンタ名前は?何人?旅行してるの?』
『・・・ふーん。私はゼイナ。よろしく!私んちはバールベックのすぐ裏だから、もしあんたがよければ泊まってってもいいわよ、ハッハー!!!』
『小学校で英語教師をしているの。今日はシリアの医者まで美白美容レーザーを当てに行った帰りよ。ほら、目の回り見て?これが美白になるってワケよ』


Zeina【ゼイナ】・・・『レーザーして赤いからグラサンでカンベンね〜』双子の姉で27歳、超早口の根っからのレバネーゼ。小学生の9〜11歳を指導中。
見ての通り、このゼイナ、しゃべくりまくるしゃべりまくる。そして人の話をロクに聞かない(涙)。関西人のオバちゃんみたいだった・・・。だから、自分の中でレバノン人=ゼイナ、という印象が強烈に焼きついてしまった。ああ。絶対に違うことは分かっているのに。周りのアラブ人も彼女のパワーに押されまくってたなー。

      • -

話かわって冒頭の怪しいおっさんの件だが、ゼイナのおかげで事情が飲み込めた。彼女が件の怪しいおっさんと話したあと、こう説明してくれた。

『オーマイガー、なんてこと。彼はこの先の道で交通事故を起こし、失明したのよ。』

・・・。なるほど。私が女なのもジャパニーズなのも分からなかったんだな・・・。

      • -

国境抜けはセルビスの運ちゃんに手伝ってもらった。横抜かしとかの裏技多数あり。シリア出国税=500sp、レバノン国税=トランジットビザだったのでタダ。
途中、シリア側の兵士達に『トーシバー!トヨーター!ホンダー!』と言われたので、『そーだよ!私、トーシバ!』と、日本代表として答えておいた(爆)。

                      • -

車は順調に飛ばし、1時間でバールベックへ。
途中、ゼイナの家に招かれ、飲み物を頂き、何故か彼女のとーちゃんを紹介されてホッペーチューを浴び、そして『心からの贈り物だよっ!』と微妙な人形の置き物を土産として無理やり押しつけられそうになり(こっそり置いてきた)、それで写真を撮ってお別れしました。
・・・ちなみにこの間2・3分・・・。そして セルビスは彼女の家の前で放置プレイの刑です(苦笑)。
よく他の乗客は怒らないなー、さすがアラブ、寛容だーと感動。日本だったらまずありえない展開だよね(涙)

      • -

16:00

バールベックの遺跡に到着。ペトラやパルミラなどに比べてこじんまりしていたので、あまりインパクトには残らず。

でもこれを見てテンションあがった!中東おなじみの遺跡フェスの準備。夏期にバールベック・フェスティバルという音楽祭が開催されるのだ。今年はMIKAがきてたよ!


個人的には、遺跡そのものよりも遺跡すぐ横にあったヒスボラのカンパを募ると思しき展示キャンプが気になった。かなり迷ったけど、ここで当局から目をつけられてもアレなので、泣く泣く入場を断念。しかし惜しいことをした・・・。


あと遺跡の清掃車。何故に大阪・・・。ってかやっぱりバールベック=関西説がここでも・・・。

      • -

●暇旅日記11:1日で2つの国境を越える日。【1】シリア→レバノン


8月6日(木)現在地:シリア・ハマ
ここからクラック・デ・シュバリエ城を見て、レバノンへ陸路で国境超え。そのままレバノンのバールベック遺跡を見て、ベイルートへと移動し空路でキプロス島へ・・・。
この旅程を1日でこなさなくてはならない。1日で2つの国境を越える日。それは、とてもとても長い一日となったのだった。

                                              • -

朝7時
いろいろと親切にしてくれた、リヤドホテルのスタッフに別れを告げる。本当に世話になったなあ。感謝。クラック・デ・シュバリエへの公共交通機関は便がよくないため、同じ行き先の4人で車チャーターしてミニツアー。その参加者の1人に日本人男性【Motoさん】が。
某オフィス機器会社勤務の彼も、TJさんやYouさんと同じくリーマンパッカー。1週間の休暇を利用してシリア各地を回って明日帰国だそう。

驚くべきことに、彼はレンタカーを借りて砂漠地方を回っていたらしい。(しかも闇レンタ@パルミラ)アラブの運転ってハンパなく荒くて外人には超キケンなのに!!!そして砂漠なんて道なき道で、現地人でも迷うくらいなのに!!!・・・案の定、目的地には着かないわヘンな人に絡まれるわイラク方面まで行っちゃいそうになるわで大変だった模様。
よく生きて戻ってきたよー(泣)。いまこうして、笑い話にできるのが奇跡のよう。良くも悪くも旅の思い出として刻まれた模様。

                        • -

9;30
車はびゅびゅんと順調にはしり、クラック・デ・シュバリエ(カラート・アル・ホスン)到着。
ここは中世に十字軍とイスラム軍の戦いのさなかに作られた城砦で、あの【ラピュタ】のモデルにもなったところだともっぱらの噂(←しかし信憑性は0)。世界遺産で、シリアの代表的な見所、そしてこの日がイスラム祝日の金曜だったため、国内外からの観光客でいっぱいでした。





スケールがすごい。そしてかなりカッコイイ。

隠し通路や弓矢を射る穴など、色々仕掛けがあった。

城壁すごい!


途中でサウジ人と写真写ってくれってたのまれたー。その他フランス人からも声かけられました。


見学後はMotoさんとお茶。レバノンビールのアルマザでカンパーイ★
気持ちのいい陽光と風。『こういうひと時っていいですよね』なんて言いあって、穏やかな気持ちになる。

                  • -

旅でであったTJさんYouさんMotoさんのリーマンパッカーたちはみんなヒゲを剃らずにいて、『もうすぐで現地人化しちゃうよなー・・・』と口をそろえていっていた。
そしてみんな嬉しそうだったのは、気のせいですかね。

                                          • -

2時間ほど見学の後、車はホムスのガラージュ・パルミラに寄って我々以外の2人を降ろし、いよいよレバノンとの国境へと向かう。そしてMotoさんはレバノンへは行かず、マアルーラという遺跡を見学後、ダマスカスへ1泊して帰国・・・というルート。
つまり国境でお別れだ。短い間だけど一緒で楽しかったよ〜Motoさん!


アル・カーアの国境。ここからセルビス(乗合タクシー)に乗り換えて、ベッカー高原を抜けてバールバック遺跡へ。
お別れのとき、これからダマスカスへ向かう彼に、TJさんとHayaさんが宿泊している宿を超プッシュしておいた。
3人は結局出会えたのかなー。旅がおわった今、それがちょっと気がかりだ。


そしてここからは本当に1人きり、トルコに抜けるまでは普通の旅人が通らないルートを抜ける。どんなドキドキがあるんだろ。